EAを稼働させる際には、正しく動作しているかを確認することが重要です。誤った設定や環境の問題があると、期待した動作をしないことがあります。EAの稼働を確認する際には、いくつかのポイントを押さえることでスムーズにチェックできます。
まず、最も基本的な確認方法として、チャート上にEAが適用されているかを確認することが必要です。EAを適用すると、チャートの右上にアイコンが表示されます。アイコンが正しく表示されていない場合、EAが正常に稼働していない可能性があります。また、エキスパートタブのログを確認し、エラーが発生していないかをチェックすることも重要です。エラーが表示されている場合は、その内容をもとに原因を特定する必要があります。
次に、取引が実行されているかを確認するために、トレードタブの履歴をチェックします。EAがエントリーを行っている場合は、注文履歴が表示されます。もし注文が一切入っていない場合は、EAの設定や取引条件に問題がある可能性があります。パラメータ設定が適切であるかを見直し、取引条件に適合しているかを確認することが重要です。
また、EAの取引が想定通りに動作しているかを確認するために、バックテストやデモ口座でのテストを行うことも有効です。バックテストでは過去のデータを用いてEAの動作をシミュレーションできます。これにより、取引ロジックが正しく機能しているかを事前に確認できます。デモ口座でのテストを行うことで、リアルな市場環境でのEAの挙動をチェックできるため、実際の運用前に問題点を把握できます。
さらに、VPSなどの環境で稼働させている場合は、VPSの状態も確認することが必要です。VPSが正しく動作していない場合、EAも正常に動作しません。特に回線の接続状況や、VPSの再起動による影響などを定期的にチェックすることが大切です。
以上のように、EAの稼働を確認する際には、チャートの表示、ログの確認、取引履歴のチェック、バックテストの実施、VPS環境の管理など、複数の視点から問題点を洗い出すことが重要です。定期的に確認を行うことで、EAの安定した運用につながります。